こんにちは、元就労移行支援員のこーすぴです。
就労移行で3年以上働いていました。
就労移行支援事業所リンクビーについて紹介します。
リンクビーは就労移行ジョブトレで統一されました。その中の発達障害コースになります。内容は変わっていません。
- リンクビーを検討してる方
- リンクビーの評判を気にしてる方
を対象にした記事です。
結論からいうと…
リンクビーの評判・口コミを集めてみた
- 良い評判
- 普通
- 悪い評判
20代 男性
最初はうまくやっていけるかどうかでした。しかし、周りの利用者や職員の人たちのサポートもあり少しずつですが、溶け込んでいくことが出来ました。訓練以外でも職員の人たちは手厚くサポートしてくれました。例えば、面談の時には、毎回、様々な丁寧なアドバイスをもらいました。そのおかげで私は、様々な面で成長することが出来ました。また、リンクビー以外のことでも悩み事での相談も、聞いてくれたので迷いなく打ち明けることが出来ました。
30代 女性
通所はじめは右も左もわからず、フリーズしてしまうことも多かったですが、利用者さんたち、職員からのアドバイスで「この時はこうすればいいんだ」「積極的に声をかけていいんだ」と自信がついてきました。 そして現在、誰とでも積極的に声をかけたり、何かあれば職員や周囲に報連相などコミュニケーションをとるようになりました。
30代 男性
リンクビー大手町・秋葉原の多くの利用者・職員の方々と、2年の通所期間の間、様々な関わり合いがありました。得意でなかった人間関係の構築や、PCのこと、さらには報連相といったコミュニケーションのことと多くの学びがありました。 体調を崩しやすく、2年間通所させていただくことになりましたが、この場で得たことは、非常に多かったです。就職が決まらないことへの焦りは若干ありましたが、多くの方々のサポート体制があってこそ、この結果に繋がったと思います。
20代 男性
実務経験がなく発達障害の知識も浅い私にとって模擬職場であり発達専門のリンクビーは初めての事ばかりで、職員さんや利用者の先輩方にひたすら聞いて回る毎日でした...。 そんな自分が嫌になることもありましたが、私が質問した皆さんの中に「そんなこと自分で考えなさい」という方は一人もいませんでした。 この一年本当に楽しかったです!職員さん、利用者の皆様ありがとうございました~!
20代 男性
リンクビーでは主に実際の業務を想定しての"職業トレーニング"が行われていますが、そこで私が最初に思い知ったのが "報告連絡相談" の大切さでした。通所したばかりの頃はその "報連相" も満足に出来ませんでしたが、紆余曲折あって、気がつけば少しずつ自分から "報連相" 出来るようになりました。
30代 男性
リンクビーでの半年間、会社勤めという環境から一歩外に出て、色々な体験ができたことは、自分にとってプラスになったと思います。atGPのキャリアカウンセラーの方とのやり取りも、自己理解を深めるうえで、とても良かったと思います。そこをしっかり取り組めたお蔭で、面接がすんなり通ってしまいました。
30代 女性
LinkBeでは実務形式の実習が中心でしたので、苦手としていたメモ取り、報連相の訓練にもなったのが良かったです。 特にメモ取りの技能は「人の話を聞くことと、書き物をすることを同時に行う」という、発達障がい者が苦手とする「マルチタスク」が必須の作業だという思い込みから、取得不可能な技能だと思っていました。 ですが、トレーニングを続けているうちに私の頭が「人の話を聞くタイミング」と「書き物をするタイミング」で上手く切り替えられるようになっていました。 発達障がい者の特性から不可能に思えることでも、訓練である程度補えるようになったというのは大きいです。
募集中
リンクビーの口コミ募集中です!
募集中
リンクビーの口コミ募集中です!
リンクビー公式から引用しています。
リンクビー の口コミを募集しております。
見学、体験、利用どれでも大丈夫ですのでお待ちしておます。
データから見るリンクビー
リンクビーを全国平均と比較します。
就労実績を比較する
就職数・就職率
リンクビー
全国平均
出典:厚生労働省
就職率と就職数を比較しているので、正確な比較ではございません。
ごめんなさい。
リンクビーは就職率、就労実績ともに公開していません。(してたら見つけられなかっただけ)
上記は大阪にあるシゴトライとリンクビーが同じ施設になってる所のデータです。
利用定員30名のところ昨年度30名の就職者を出してるため、就職率はめちゃくちゃ高いはずです。
ちなみに…
公式では東京都・大阪府で就職実績No.1(平成27年度)と言っていますがデータが見つからなかったのでなんとも言えません。
定着率を比較する
定着率(半年)
リンクビー
平均(発達)
出典:厚生労働省
就職後半年仕事が続いてる人の割合です。
こちらは公表済みでリンクビーの定着率は90%。
これは他の就労移行と比較しても高いです。
- LITALICOワークス:88%
- welbe:86.1%
- ココルポート:89.4%
- ミラトレ:80%
発達障害の方の定着率は全国平均で80%なので、リンクビーに通えばより仕事が定着しやすくなるということです。
なんなら就職率より大事かも!
リンクビーの強み・メリット
リンクビーの強みは以下の2点です!
強み1:発達障害専門のカリキュラム
特化型の就労移行は増えてきましたがまだあまり多くありません。
リンクビーはその1つで「発達障害」専門の就労移行です。
考えてみてください…
- 身体障害者への支援
- 知的障害者への支援
- 精神障害者への支援
- 発達障害者への支援
が同じ…違和感ありませんか?
目指す場所が同じでも課題は違いますよね。
そう考えると特化型って良いと思いませんか?
周りの利用者さんも同じ悩みを持ってるかも
発達障害専門の就労移行は他にもあります。
もし、通える範囲にリンクビーや上記就労移行があれば見学をして比較してみるといいですね。
では特化だと何がいいの?
特化型は例えばこんなメリットがあります。
- 自分の特性を見直しやすい
- 得意・不得意がわかりやすい
- 具体的な職業適性の把握がしやすい
自分にあってる仕事がきっと見つかるはずです。
強み2:atGPとの連携・企業ネットワーク
リンクビーを運営するゼネラルパートナーズは就労移行の他にも「atGP転職エージェント」「atGP転職」「atGP転職(スカウト)」などの事業も行なっています。
- atGP転職:障害者雇用求人検索サービス
- atGP転職(スカウト):マッチする障害者求人が送られてくるサービス
- atGPエージェント:エージェントが企業との間に入って支援をしてくれるサービス
15年以上、就労移行以外にも障害者への就職・転職支援を行なっています。
ゼネラルパートナーズの取引先はなんと2,000社以上とのこと。
- 訓練中に企業の人事の方が見学にくる
- 障害に理解がある企業と関われる
就労実績がある就労移行は採用企業から再オファーが来ることがあります。
これは企業も優秀な人が欲しいからです。
企業は「この就労移行なら信頼できる」と考えるわけですね。
その他にもこんなメリットがあります。
- 専門の就職アドバイザーが在籍
- プロフィールシート発行
- 求人情報の提供
- 企業実習
プロフィールシートとは企業へ自身の特性をまとめたものです。
それをリンクビーが作ってくれるので、企業に自分を知ってもらいやすいってことですね。
障害者雇用でこれは必須です!
リンクビーの弱み・デメリット
逆にリンクビーの悪いところは以下2点です。
弱み1:交通費・昼食が支給されない
厚生労働省によると就労移行の全体の60.7%は昼食が提供されていません。
交通費を支給する就労移行はもっと少ないでしょう。
リンクビーもその一つです。
利用料自体が無料でも、交通費、昼食が毎回かかってしまうのはお財布的にも精神的にも辛いですよね。
リンクビー良さそうだったけど無収入で毎月お金払って半年近く通うのはちょっときびしい
— manaaa (@mannna99) October 3, 2018
とは言ってもお住いの自治体によっては交通費を支援してくれるところもあります。
役所の福祉課などに問い合わせてみてください。
弱み2:事業所が少ない
リンクビーは現状事業所が3つしかありません。
- 東京:大手町
- 東京:秋葉原
- 大阪:梅田
駅からも5分以上歩くとなると、30分以内に行ける方は少ないのではないでしょうか。
電車の移動、通所が苦じゃない人しか難しいですね。
リンクビーではどんなことをやってる?
公式で紹介されている1日の流れを例に紹介していきます!
1日の流れ
- 10時〜11時朝礼10時に始まります。
ラジオ体操とグループでその日決まったテーマについて話し合います。MEMOラジオ体操はほとんどの就労移行でやります。ちなみに第二まで!
- 11時〜12時PC研修事務職に必須のWord、Excelを学びます。MEMO
難易度は基礎から中程度のこと。
もともと詳しい人も復習や周りの利用者へのサポートに回れるといいですね。
- 12時〜13時お昼休憩お弁当を持ってきたり、外食に行ったり自由時間です。
- 13時〜14時コミュニケーション研修
- グループでの仮想業務
- ビジネスマナー
- 報連相を学ぶ
- 電話応対
- アンガーマネジメント
など様々なことをやります。
- 14時〜15時ビジネス研修
- 文書作成
- 就活研修
- PCスキル訓練(PowerPointなど)
- タイピング練習
などを行います。
- 15時〜16時業務・生活記録表作成1日を振り返り、記録をつけて終わりです。
これは一部の例です。
曜日・事業所によってやること、時間が異なります。
「仮想業務」は実際の仕事を想定してグループで作業を進める訓練です。
最初は難しいかもしれませんがスタッフや慣れてる利用者さんのサポートで徐々に慣れていきます。
自分の得意なこと苦手なことがわかります
リンクビーの詳細データ
運営会社 | 株式会社ゼネラルパートナーズ |
---|---|
対象地域 | 東京・大阪 |
事業所数 (2020年/5月) | 3事業所 |
対象 | 発達 |
就職率 | 不明 |
定着率 | 90% |
公式HP | http://www.linkbe.jp/ |
事業所はどこにある?
2020年5月現在、事業所は3つあります。
東京にある事業所
- 秋葉原
- 大手町
神奈川にある事業所
- 横浜
愛知にある事業所
- 名古屋
大阪にある事業所
- 梅田
よくある質問
- 利用料金はいくらですか?
- 就労移行の利用者9割以上が無料で利用しています。 前年の収入や配偶者の収入によって利用料金が発生する可能性があります。
- 期間で利用制限はある?
- 人生で合計2年間だけ利用できます。
- 発達障害の診断がないと利用できない?
- 利用できません。
- 精神障害と発達障害併発してるけど利用できる?
- 利用できます。
- 障害者手帳ないと利用できない?
- 就労移行の利用は可能ですが障害者雇用を目指すのであれば必須です。
- どれくらいで就職できる?
- リンクビーの平均数値は公開されてないのでわかりませんが、大体3ヶ月〜1年くらいで就職する方が多いです。これは人によるので3ヶ月以内に就職する方もいれば、2年間使って就職する方もいます。
- 利用者の年齢層は?
- 30代が一番多く、次いで20代が多いそうです。
- 利用者の男女比は?
- 事業所によるかもしれませんが男性の方が若干多いそうです。
【まとめ】リンクビーに向いてる人、向いてない人
以上をふまえて、リンクビーに向いてる人、向いてない人を私目線でまとめます。
- 発達障害の方
- 専門のスタッフに対応してもらいたい方
- 自分に合った仕事がわからない方
- コミュニケーションに不安がある方
- 就職後も安定して働きたい方
- 本格的なPCスキルを身につけたい方
- 通所に1時間以上かかる方
見学・体験はもちろん無料なので、一度スタッフや利用者さんの雰囲気を見にいくことをおすすめします。
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