こんにちは、元就労移行支援員のこーすぴです。
就労移行支援事業所で3年以上働いていました。
就労移行支援Cocorport(ココルポート)に取材に行ってまいりました。
今回、訪ねた事業所は武蔵浦和Office。
取材をお願いしたところ快諾していただきました。ありがとうございます!
担当していただいた武蔵浦和Officeスタッフさん達です。
「ココルポートを検討している方」、「ココルポートの評判を知りたい方」に向けて以下の3点を紹介します。
- 朝から一日見学した感想
- 利用者さんの生の口コミ(インタビュー)
- ココルポートの他社と異なる点
とても良い環境で近くにあるなら「まず見にいってほしい」と思える就労移行でした。
読むのが面倒くさいって方のために先に結論を言うと…
- ビジネススキルを学びたい
- コミュニケーション力を高めたい
- 強制はされたくない
- 交通費、昼食支給をしてほしい
- 週2日から通所可なところが良い
- 専門的なITスキルを身に付けたい
- 専門の心理的なケアやカウンセリングを求めている
では口コミから見てみましょう。
ココルポートの評判・口コミを集めてみた
- 良い評判
- 普通
- 悪い評判
川越第2Office
昼食無料・最大1万円までの助成は嬉しい。事業所が狭かったのが難点。管理者の方が面接してくれましたが独特の雰囲気をもっていました。話はよくきいてくれた。
障がい者枠での就労を目指す際の特性説明のポイント・実際の施設内での実習体験(コロナで利用者がいなかったためさせてもらえたよう)・適性の見極めまでの流れなど丁寧に解説してくれて好感がもてた。
発達障がい専門の事業所を選んで見学したが特化したところがほしかったところ。
北千住Office
親切丁寧に教えてくれる
横浜Office
ココルポート横浜行ってきました。見学、体験実習ともに親身になってくれて緊張もほぐれて安堵感がありました!最大手のリタリコさんに負けず劣らず頑張ってるように思えます。まだ考えてますが検討する価値は十分にあると思います。いろんな飲み物が飲めるドリンクサーバーがついているのは凄いと思います!スタッフだけでなくメンバーさんも楽しく通い続けているみたいです。いろんなメンバーさんが参加していて体験初日に関わらず趣味の合う方ともコミュニケーション取れたことは大きなことであり、自分自身にも刺激になり良かったと言えます。
町田駅前Office
横浜線の改札からすぐです。また、プログラムも自由参加のものがあり、自習に回せるので資格勉強などの時間に回すこともできます。 補助金が出るのでとりあえず在籍してほしいって事業所さんも居ますでしょうが、 ここの責任者の方はしっかり通ってほしいと思ってアドバイスしてくれているように感じました。
相模大野Office
ここの人達は対応が優しいですよ。様々な諸事情で様々な障害を持ってしまった(多分ですが本来は持ちたくなかった様々な障害を持ってしまった)人達に対して親切に対応して下さいますから
赤羽Office
通ってた大切な所。今の自分を変えてくれた。大好きな場所
赤羽Office
もの凄く親切、丁寧
川崎砂子Office
スタッフは物凄く優しくて分からないことがあったら丁寧に優しく教えてくれますおすすめぜひ行ってみてください
本厚木Office
自分のペースで訓練が受けれる
武蔵小杉Office
駅と駅の間で通いにくき所です。正式契約者は交通費(上限1万円)、昼食、飲み放題が用意されていることは良いです。他社と比べ実績が少ないので、これからの事業所といえるでしょう。
湘南藤沢Office
親切ですよ。
大宮Office
良くも悪くも世話になった。理想と現実の狭間。
朝霞台Office
居心地いい。
横浜関内Office
看板が目立たず、分かりずらい。結局、職員用の裏口から入りました。
北千住Office
遠い、なんとなく遠い
津田沼Office
端から「パート」またはA型を前提とした説明だったので、見学のみ。 活気が無いんですよね。ゴミ落ちてたし。
当メディアへのタレコミ、公式、Googleの口コミを引用しています。
見学、体験、利用の口コミを募集しております。
データから見るココルポート
ココルポートのデータを全国平均と比較します。
就労実績を比較する
就職数・就職率
ココルポート
全国平均
出典:厚生労働省
ココルポートは就職率ではなく就労実績を公表しています。
就労実績から予想すると80%は超えてるのではないでしょうか。
全国平均と比較すると平均は4人に1人くらいしか就職できていないので、ココルポートの就職率の高さがよくわかります。
定着率を比較する
定着率(半年)
ココルポート
平均(発達)
平均(知的)
平均(身体)
平均(精神)
出典:厚生労働省
就職後半年仕事が続いてる人の割合です。
ココルポートは約9割とかなり高い定着率です。
なぜこんなに高いのか…
- 無理のない就労支援
- 就職後を見据えたカリキュラム
- 就職後のサポート
が影響してると思われます。
利用者のことをしっかり考えてますね
ココルポートの利用者傾向
利用者のデータを見てみましょう。データは公式HPから引用しています。
障害種別割合
- 精神:66%
- 発達:15%
- 知的:12%
- 身体:6%
- 難病:1%
障害特化の就労移行でなければ平均的な割合かと思います。
年代
- 10代:1%
- 20代:24%
- 30代:33%
- 40代:28%
- 50代:13%
- 60代:1%
比較的年齢層は高めな印象です。
開始時の週の通所日数
- 週5日:31%
- 週4日:21%
- 週3日:25%
- 週2日:23%
開始時週4日以上通所が原則な就労移行もあるので、マイペースに進められるのはいいですね。
就職までの通所期間
- 半年以内:4%
- 1年以内:35%
- 1年半以内:34%
- 2年以内:27%
就職までの通所期間の平均は比較的長めです。
これは通所日数週2日の利用者さんを受け入れているのが一つの理由かと思います。
ココルポート利用者の就職先
ココルポートを卒業した利用者さんたちはどんな業界、職種に就職をしているかみてみましょう。
業種別の就職先
- 広告・出版・マスコミ:1%
- 商社:1%
- サービス:59%
- メーカー:15%
- 流通・小売:11%
- 金融:5%
- ソフトウェア・通信:4%
- 官公庁・公社・団体:4%
サービス業界、メーカーへの就職者が多いようです。
職業別の就職先
- 販売職:3%
- 事務職:43%
- 運搬・清掃・包装等職:25%
- サービス業:16%
- 専門・技術職:5%
- 農林漁業:3%
- その他:5%
事務職が圧倒的に多いです。
あとは運搬・清掃・包装の職が多いみたいです。
ココルポートを取材してわかったこと
ここからは取材を通してわかったことを紹介していきます。
2名利用者さんにインタビューをしましたので、「私の主観的な感想」と「利用者さんのインタビュー」を紹介します。
朝から一日見学をしてみた私の感想
忖度はせず、正直に思ったことを書いていきます。
1日を通して感じた感想は「自分が通いたくなった」です!
マジです!
こういうことを書くと回し者みたいな感じで思われそうですが本当に思いました!疑ってる人は見に行ってみればわかります!
よかったと思った理由は以下の通りです。
- 必然的にビジネススキルが身につきそう
- 挨拶などの礼儀が身につきそう
- 自己肯定感が高まりそう
ということで総合的にみて、なぜココルポートが良いと思ったか紹介していきます。
注意:ココルポートはOfficeごとに多少ルールや取り組みが異なるそうなので以下は武蔵浦和Officeの感想です。
1. 必然的にビジネススキルが身につきそう
ココルポートは就労移行ではありますが就労移行というよりもビジネススクールに近い印象を感じました。
ビジネススクールに就労支援や定着支援が含まれているイメージですかね。
あくまで私の感想です
例えば、私はメモ取りが昔から苦手で毎回ボイスレコーダーに頼ってます。
機械に頼ることは悪いことではないですが手書きのメモの重要性もまだありますよね。
ココルポートでは毎朝メモを取る時間が設けられていました。朝礼後に、スタッフが業務連絡のような感じで情報を読み上げ、皆でメモを取ります。
急でちょっとビックリしましたが…!
毎朝習慣で行っていれば、必然的にスキルが身につきそうです。
見学した日のプログラムは午前午後どちらも「模擬就労」。
内容は残業状況の集計を、担当を分けて行うもので客観的にみて難しそうな印象です。
リーダーシップを取る方、時間を管理する方、エクセルが得意な方など、それぞれ得意なことを分担して進めていきます。
スタッフはプログラムの初めと終わりのみ説明やフィードバックを行い、わからないときだけサポートをするスタンスのようです。
これは嫌でもビジネススキルが身につきそう!
参加は強制ではないようなので苦手な方は徐々に参加していけるのもGoodです。
2. 挨拶などの礼儀が身につきそう
これはわりと衝撃だったのですが、利用者さんの挨拶、礼儀はとても大事にしている印象でした。
「ありがとうございます」「お疲れ様です」「失礼します」など簡単な挨拶ですが皆さんしっかりされていました。
挨拶は基本ですができない人が多いのも事実。
私はかなり苦手です!
慣れるための環境づくりはとても良いと思いました。
挨拶ができるだけで就職面接の印象はめっちゃ良くなりますからね。
それだけでも合否に大きな影響があるのは間違いありません。
こういった「土台をしっかり作る」のもココルポートの方針とおっしゃってました。
3. 自己肯定感が高まりそう
自己肯定感が低い方って多いと思います。
自身を肯定・否定する感覚のことであり、自己肯定感が低いといろんなことに自信がなくなり、自己肯定感が高いと何事にも前向きになれます。
私は低い方です…
ココルポートでは1日の終わりに毎日一人ずつスタッフにフィードバックをもらう時間があります。
1日を振り返り、改善点や良かった点をスタッフが教えてくれます。
自分で気付けなかった点や良かったところを褒めてくれるので自信にも繋がりますね。大人になると褒めてもらえる機会ってほとんどないですからね。
また、自分を客観的に見てくれる人がいるってすごい貴重です。誰しも自分だけでは気づけないところってあると思うんです。
それを知ることで自己理解に繋がり、就職活動でも就職後でも必ず役にたつと私は思います。
以上の3点から自分の至らない点が学べる、身につくと思い、私は通いたくなったわけです!
利用者さんへインタビューしました
ココルポートを現在利用中の女性とココルポートを利用して就職された男性、2名の方にインタビューをしました。
20代女性 (取材時利用中)
ココルポートにどれくらい通われてますか?
6ヶ月になります。平日5日間通所しています。
就労移行を知ったきっかけは何ですか?
主治医から2箇所就労移行を紹介されたのがきっかけです
ココルポートを選んだきっかけは何ですか?
もう片方の就労移行はまだできたばかりだったのと、ココルポートの方が広々としてて過ごしやすそうだったから選びました。
通ってみてどうでしたか?
スタッフさんが目的にそってプラスアルファで説明してくれるのがとても勉強になります。
普段どんなことをしてますか?
今日のプログラムでは模擬就労をやってます。プログラムでは毎回導入と振り返りがあり、自分の課題を明確にできます。これから社会に出て、様々な問題があると思いますが、模擬就労はそういった面でとても勉強になります。
最近は個別訓練の時間も取れたのでMOSの試験勉強、事務作業の訓練もやっています。エクセルとワードは実務でできるくらい使えるようになりました。
好きなプログラムはありますか?
心のケア、セルフマネジメント、自己理解、自己分析のプログラムが好きです。模擬就労もなるべく出るようにしてます。
エクセル・ワードはどのようにして出来るようになったんですか?
プログラムでも学びましたが個別訓練でMOS(※エクセル・ワードの資格)のeラーニングを繰り返し行なって学習しました。車の教習所での○×問題のような感じで数をこなしました。
以前からパソコンは得意だったんですか?
パソコンは、通所前は年賀状を作ったり音楽を入れたりなどの基本的な操作しかできず、エクセル、ワードは全くわかりませんでした。今はMOSの模擬テストで80%の点数取れるようになりました。
通所で何かご自身で変わったことは何かありますか?
半年通って変わったことは自信が持てるようになったことです。スタッフさんがすごい褒めてくれるのでそれだけでも自信がすごいつきました。
ココルポートの悪いところは何だと思いますか?
スタッフさんの仕事量が多く、負担が大きそうなのが心配です。もっとスタッフさんが増えたらいいかなと思います。
何か皆さんへ一言ありますか?
実際に通い始めたらスタッフさんはすごい親切でトレーニー同士も就職を目指す仲間なので心配する必要もなかったです。ここに来てとても良かったと思ってます。迷ってるのであれば、とりあえず見にきてみてください。
50代男性 (就職)
働き始めてどれくらいですか?
1ヶ月くらいです。
仕事はどんなことをしてますか?
室内ファームでハーブティ用のハーブを育ててます。ハーブを育てたり、パック詰めなどの仕事をしています。
植物に興味があったんですか?
ワインが好きなのでワイン関係の仕事に興味がありました。ブレンドしてティーを作るという点に興味が持てました。
就労移行を知ったきっかけは何ですか?
誰かに勧められたわけではなく自分でインターネットを使って知りました。
ココルポートはどれくらい通所されましたか?
1年3ヶ月通いました。
ココルポートは通ってみてどうでしたか?
極端に言えば「病気になって良かった」とも思えるほどです。
今までの職務で得られなかったコミュニケーション力や情報共有力が学べました。指示を聞いて的確な行動をするというのを模擬就労というプログラムで得られました。
就労移行は一般的には体にハンディを持ってる人へ社会に出るきっかけを作ってくれる場所でありますが、自分の場合はそれプラスアルファで特にコミュニケーション力がつきました。
いろいろ貴重な体験、勉強をさせていただきました。人生が変わるすごいきっかけになって感謝してます。
通所してご自身で変わったことはありましたか?
自分を客観的に見ること、いわゆる自己分析ができるようになりました。
また、「コミュニケーションの苦手意識がなくなった」のを超えて、コミュニケーションがむしろ好きになり、真反対な性格になりました。コミュニケーションをする仕事がしたいと思えるようになりました。
好きなプログラムは何かありましたか?
模擬就労はすごい好きでした。今までは3人くらいで話し合うのがすごい苦手でしたが、通所していくうちに自然と話せるようになってる自分がいて、不思議に思えました。今までの知識も活かせるし、とても楽しい時間でした。
大変だったことは何かありましたか?
歩いて20分かかるのでそれが大変でした。あとは履歴書など応募書類を書くときは悩みました。
ココルポートの良いところは何だと思いますか?
こんなところない、憩いの場と言いますか…。居心地がとても良く、スタッフと話しやすかったです。どのスタッフもみんな話しやすく良い人たちでした。「嫌な上司がいるから話しかける上司を選ぶ」みたいなことが一切ありませんでした。
ココルポートの悪いところは何だと思いますか?
うーん、思いつきませんがしいていうなら、いつまでもここにいたいと思うから就職したくなくなると思ってしまうところですかね。
何か皆さんへ一言ありますか?
障害を持ってるとか関係なく、コミュニケーションが足りてないと思ってる方はぜひ見にきて欲しいと思います。私はもっと早く知りたかったです。
ココルポートのメリット・強み
他社と比較した時のココルポートの強みは何なのか、取材をもとにわかったことをまとめていきます。
以下の9点です!
強み1:一人一人にあった支援
ココルポートの一番推してることであり、全てはここに集約されるそうです。
どの就労移行も個別支援計画というものはありますがココルポートは特に個を尊重してるとのこと。
「徹底的に個別支援にこだわる」というコピーもホームページに書いてあります。
一人一人課題は異なるため、その個々の課題をスタッフ全員が解決するためにカリキュラムを作り、取り組んでいくとおっしゃっていました。
強み2:定着率が高い
定着率は就職後半年続けられているかどうかの割合です。
ココルポートは定着率が89.4%とかなり高めです。
就職は誰でもしようと思えばできますが、大事なのは続けられるかどうかです。
適当に就職しても辞めてしまっては意味がないですからね。
定着率が高いのは就職後の支援だけではなく、一人一人にあったプランをしっかり立てて無理のない支援をしてるからではないでしょうか。
強み3:500ほどのプログラム
実際にどんなプログラムがあるか見せていただいたんですが本当に500ありました笑。
就労移行2年しか通えないのに…!
いろんなジャンルのプログラムがあって勉強にもなるし、プログラムに飽きることはなさそうですね。
強み4:スタッフの研修制度が手厚い
よく就労移行で「スタッフのレベルが低い」といったネット上の口コミを見ることがありますが、ココルポートは研修体制がしっかりしてるそうです。
入社後半年にわたって5回、職種によって他にも研修の機会があるみたいなので、知識がないスタッフが対応することはまずないと言えます。
自分の就労移行は1回も研修なかったのに…
強み5:週2日~半日から通所可能
「ブランクがあって毎日通所なんて自信ない!」って人や「徐々に慣らしていきたい」って人のために週2日~、半日から通所することが可能だそうです。
就労移行によっては最低週4日通所可能が条件ってところもあるので、これも就労移行を選ぶポイントになるのではないでしょうか。
強み6:福祉専門資格と社会人経験を持つスタッフの割合が半々
福祉専門資格(精神保健福祉士、臨床心理士など)を持つスタッフと持っていない別の業界出身のスタッフが半々だそうです。
これは偏ってもよくないかなと思い、メリットの方に入れました。
バランス大事です
仕事・就職に関すること、メンタルケアなど幅広い対応が期待できそうです。
ただし、Office(事業所)によって割合は異なります。要確認ですね。
強み7:交通費、昼食支給、ドリンクサーバーあり
通所することになると忘れてはいけないのが交通費や昼食代です。
週に何回も通うことになるので電車やバスを使う人にとっては交通費はきついですよね。
交通費は住んでる地域によっては負担してくれるところもありますがしてくれない地域もあります。
昼食も出ない就労移行は多く、その場合コンビニ弁当などに頼ることになって栄養が偏りがちです。
昼食代も財布に厳しい!
厚生労働省によると就労移行で昼食を提供してる割合は60.7%だそうです。
ココルポートは昼食・交通費どちらも支給される神対応!
これも先ほどいった「利用者ひとりひとりを第一に」考えてのサポートのようです。
さらに室内にドリンクサーバーもあります!武蔵浦和ではお茶だけなくコーヒー・レモンウォーターも飲めました!
強み8:一人一台のノートPC
ココルポートは人数分のノートPCは必ず用意しているそうです。
プログラムでエクセルやワードを行うことももちろんですが、個別活動の時にeラーニングでPCスキルを学ぶことができます。
e-ラーニングではExcel、Word、PowerPointだけではなく、事業所によってはプログラミングやAdobeソフトにも対応しているところもあるそうです(要確認)。
もちろんMOS対策もしっかりできます。
強み9:通院同行あり
希望者がいれば通院同行も可能とのこと。
主治医にうまく説明できない場合や一緒に話を聞いてもらいたいときなどは一緒に来てもらえるそうです。
ココルポートのデメリット・弱み
強みもあれば、もちろん弱みもあります。
取材や見学を通して感じたデメリットがこちらの3点。
弱み1:IT系など、特化型の支援は行っていない
最近増えてきている特化型の支援は現状行ってないそうです。
例えばWebデザイナーを目指す就労移行やプログラマーを目指す就労移行なんかがありますね。
そのような何かに特化したいという方は他の就労移行がいいでしょう。
ココルポートはeラーニングがあったり、プログラムでも基本的なPCスキルは学べるので専門職を目指してない方は問題ありません。
弱み2:重度の身体障害の方の受け入れは環境上難しい
施設の関係上、重度の身体障害の方は受け入れが難しいそうです。
スタッフさんも対応できるようにしたいとは言っていましたがなかなか厳しいそうです。
ちなみに車椅子で来れる方は問題ありません。
施設によるかもしれないので要確認です
弱み3:Office(事業所)によって方針が若干異なる
現在Office(事業所)が40以上あるココルポートですがOffice毎に若干ルールが異なるみたいです。
これはメリットでもありデメリットでもあるかなと思いましたがデメリットに入れました。
例えば、武蔵浦和では朝礼の司会は利用者さんが行っていましたが、他のOfficeではスタッフが行なっている所もあるそうです。
実際通所することになるのは1箇所であり他を知ることはないのでデメリットと言えるか微妙ですが…。
今回取材した武蔵浦和の雰囲気はとても良く感じましたがもしかしたら他のOfficeは違うのでは?と少し考えてしまいました。
とはいえ、基本的な方針やカリキュラムは変わらないので大きく異なるってことはありません。
やはりまずは自分の目で確認してほしいなとおもいます。見学だけでなく体験通所も可能なので何回か通えば雰囲気や方針がわかると思います。
ココルポートの詳細情報
運営会社 | 株式会社ココルポート |
---|---|
対象地域 | 東京・神奈川・千葉・埼玉・福岡 |
事業所数 (2020年12月) | 48事業所 |
対象 | 精神・発達・知的・身体・難病 |
就職実績 | 1,586名 |
定着率 | 89.4% |
公式HP | https://www.cocorport.co.jp |
Officeの場所はどこにある?
東京にある事業所
- 町田駅前
- 目黒駅前
- 北千住
- 赤羽
- 新小岩駅前
- 三鷹駅前
- 調布
- 日暮里
- 府中駅前
- 八王子駅前
- 新板橋駅前
神奈川にある事業所
- 川崎
- 川崎砂子
- 湘南藤沢
- 湘南辻堂
- 本厚木
- 相模大野
- 武蔵小杉
- 横浜
- 横浜関内
- 横須賀
- 横須賀第2
- 横浜第2
- 平塚
- 大和
- 横浜戸塚
- 長津田駅前
千葉にある事業所
- 千葉
- 船橋
- 柏
- 津田沼
- 柏第2
- 新松戸駅前
- 船橋駅前
- 蘇我駅前
- 勝田台駅前
埼玉にある事業所
- 大宮
- 川越
- 川越第2
- 大宮第2
- 武蔵浦和
- 朝霞台
- 川越第3
- 所沢
- 南越谷駅前
- 春日部駅前
- 北朝霞
福岡にある事業所
- 天神駅前
よくある質問
- 利用料金はかかる?
- ココルポートは9割の利用者が無料で利用しています。前年度の収入(配偶者含む)で料金が決まります。
- 生活保護受給世帯:0円
- 市町村民税非課税世帯(大体収入300万円以下の世帯):0円
- 市町村民税課税世帯(大体収入600万円以下の世帯):9,300円
- 上記以外:37,200円
- 交通費は支給される?
- 1万円/月を上限として支給されます。
- 昼食は支給される?
- 支給されます。
- 給料はもらえる?
- 就労移行支援事業所は基本的に給料はもらえません。企業実習に行ったときに稀に工賃がもらえる場合もありますが期待はしない方がいいでしょう。
- プログラムは強制参加?
- 強制ではなく参加したい人が参加するスタンス。必要な人へスタッフが参加を促すことはあるそうです。
- 軽作業のプログラム多い?
- 軽作業の訓練は必要な人が必要な時に個別訓練で行うそうです。
- スーツデーはある?
- 事業所(場所)によってはスーツで通所をするスーツデーがあるところもあるそうです。
- 土曜日はある?
- 土曜日は余暇プログラムを行っていて、楽しみながらコミュニケーションの訓練をすることを目的としているそうです。参加は強制ではないとのこと。
- 就労移行を検討してる方に一言ありますか?(取材時に質問しました)
- 就労移行への通所は当事者同士の関わり合いの「気づき」がとても多いのでそれをまずしに来て欲しいと思っています。そういった機会、場所は限られており、さらに仕事で、就職でって場所は就労移行くらいしかないので、勇気はいると思いますが、就労移行の利用を考えて欲しいなと思います。(武蔵浦和Office磯邉さんより)
- 障害者手帳がなくても利用できる?
- 主治医の診断書や意見書があれば自治体の判断によっては利用可能です。
- パソコン触ったことないけど事務職になれる?
- 事務職向けのプログラムやPCスキルのプログラムがあります。e-ラーニング(動画学習ソフト)も導入してるので個人で勉強する環境も整っています。
- 働いたことないけど大丈夫?
- ココルポートでは社会経験がない人でも就職実績があるみたいです。
- 見学・体験はどんなことをする?
- 見学は概要説明と施設の見学になります。体験は利用者として体験利用ができます。
- 見学・体験は無料?体験後に断れる?
- 見学・体験は全員無料です。見学、体験をした後に正式に通所するかどうか聞かれると思いますが、合わなければもちろん断れます。断りづらいとかも特にないです。
- 複数の就労移行を見学・体験してもいい?
- 可能です。比較するのはとても大事です。
【まとめ】ココルポートに向いてる人、向いてない人
以上をふまえて、ココルポートに向いてる人、向いてない人を私目線でまとめます。
- ビジネススキルを学びたい
- コミュニケーション力を高めたい
- 強制はされたくない
- 交通費、昼食支給をしてほしい
- 週2日から通所可なところが良い
- 専門的なITスキルを身に付けたい
- 専門の心理的なケアやカウンセリングを求めている
ココルポートを1日見学、取材をして感じたのはとてもバランスが取れた就労移行だということです。
きっちりしてるところはきっちりして、でも強制はしない緩さの部分もある。
通所できる場所にココルポートがある方は、ぜひ見に行って欲しいです。
聞いたところココルポートを体験通所した人の9割以上の方がそのまま通所を決めたそうです。
見学、体験はもちろん無料ですし、通所もほとんどの方が無料で利用できます。
見学の申し込みは下記ボタンから行えます。
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