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就労移行支援とは?超わかりやすく解説!何も知らなくても大丈夫!

超わかりやすく解説!就労移行支援とは?

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こんにちは、元就労移行支援員のこーすぴです。

「就労移行支援というサービス?機関?があると耳にしたけど何のことかサッパリわからない。」

元就労移行支援員の私がそんな悩みをわかりやすく解説していきます。

私自身も就職するまで就労移行という言葉すら聞いたことなかったので世の中に知らない人は沢山いると思います。

さて、今回の記事では「就労移行支援とは何ぞや」をテーマに最低限知る必要があることだけ解説していきます。

いきなり、いろいろ言われても混乱するだけですからね。

それでは見ていきましょう。

就労移行支援は障害を持った人を対象にした就職をサポートする場所

就労移行支援は就職から就職後までサポートしてくれます

まず、就労移行支援を一言でいうと「障害を持った人を対象にした就職をサポートする場所」となります。

いきなり仕事を始めるのは問題がつきものです。

仕事を始める前の中間地点と考えてもらうとわかりやすいかもしれません!

主なサポートの内容は以下の通りです。

就労移行支援の主なサポート
  • 就労支援
  • 職業訓練
  • 定着支援

と言われてもピンと来ませんよね。一つ一つ見ていきましょう。

具体的な内容は各事業所異なりますので、詳細は各事業所にお問い合わせください。

就労支援

就職に必要なことをサポートします。具体的な内容は各事業所によって異なりますが、例えば以下をサポートします。

  • 履歴書作成
  • 面接対策
  • 面接同行
  • 就職活動に関する相談
  • 生活管理に関する相談

「就職活動に必要なこと」と「就職後に必要なこと」を支援します。

就労移行支援の利用者で一番多いのが精神障害をもった方なので、就職後も安定して働けるように生活管理やストレス対策、服薬管理を行う事業所もあります。

また、就職活動に慣れていない人や自信がない人のために同行支援も行っています。ハローワークに一緒に行って適正の求人を探したり、面接に同行をしたりします。

職業訓練

就職するために必要なスキルを修得します。これも事業所によって異なります。

  • Word
  • Excel
  • PowerPoint
  • ビジナスマナー
  • ビジネススキル
  • ソーシャルスキルトレーニング(SST)
  • プログラミングスキル

WordやExcelを教えてる事業所は多いです。

「パソコンなんて全然さわれない」と心配される人もいると思いますが、ほとんどの方が初心者なので安心してください。

パソコン以外にも事務職として必要なスキルを学んだり、ビジネスの知識を学んだり、SSTと呼ばれる対人関係技能の訓練を行ったりします。

事業所によってはプログラミングやWebデザインなど専門スキルを学べるところもあります。

定着支援

就職後6ヶ月、仕事が続けられるように支援をします。職場の人間関係の悩み、仕事内容の悩みなど職場で直接相談できないようなこともサポートをします。

就職したは良いもののすぐに辞めてしまっては意味がありません。

こちらのグラフは定着率を示したものです。

障がい者職場定着率
出典:厚生労働省

開示とは、障害を開示するかどうかということです。

障害者雇用でも精神障害者にいたっては4割ほど退職してしまっています。

辞める要因は「人間関係」「職場の雰囲気」「症状の悪化」「賃金・労働条件」「疲れやすいなどの体力の問題」などが多くなっています。

サポートが入ることによって改善する可能性もあるため、定着支援は必要だと考えられます。

6ヶ月経過後は就労移行支援とは別の就労定着支援につなげていきます。

障害者雇用と一般雇用の違い

長く仕事を続けたいのであれば障害者雇用がオススメ

障害者雇用という言葉を聞いたことあるでしょうか?

就労移行支援を利用するにあたって、障害者雇用と一般雇用の違いは理解しておくと良いでしょう。

障害者として働くことを障害者雇用といいます。

企業は障害を持った人を雇わなければいけないという国のルールがあります。そのルールを守らない企業はペナルティとしてお金を払ったり公表されたりしてしまいます。

雇用しなければいけない障害者の数も増加傾向にあり、障害者雇用の枠はこれからも増え続けるはずです。

障害者雇用に応募するには「障害者手帳」が必須になります。

多くの利用者は障害者雇用を選びますが、中には一般雇用を目指す方もいます。

先ほどの離職率のグラフを見てわかる通り、基本的に障害者雇用を推進しています。よっぽどの理由がない限り、障害者雇用をオススメします。

障害者雇用の特徴
  • 障害を配慮してもらえる
  • 大企業が多く安定している
  • 残業がない場合が多い
  • 軽作業や事務、清掃などの単純作業が多い
  • 給与が一般雇用と比較し、低め
一般雇用の特徴
  • 障害を配慮してもらえない
  • 残業がある場合がある
  • 職種の幅が広い
  • 結果を出せば給与がアップする可能性がある
  • 昇進して責任を感じる場面がある

利用料金はかかる?

9割以上の人が就労移行支援を無料で利用している

就労移行支援の利用者の多くは無料で利用できていますが、一部の人は利用料がかかってしまいます。

元支援員
元支援員

私のところも9割以上の方は無料で利用していました!

前年度に収入があったかどうかで利用料金が異なります。また、世帯収入なので結婚をしている方は配偶者の収入も合計されます。ただし、親の収入は含まれません。

料金表が以下となっています。自分がどこに分類するかわからない場合はお住まいの障害福祉の窓口に問い合わせてみてください。

世帯の収入状況負担上限月額
生活保護生活保護受給世帯0円
低所得市町村民税非課税世帯(注1)0円
一般1市町村民税課税世帯(所得割16万円(注2)未満)
※入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム・ケアホーム利用者を除きます(注3)。
9,300円
一般2上記以外37,200円

(注1)3人世帯で障害基礎年金1級受給の場合、収入が概ね300万円以下の世帯が対象となります。
(注2)収入が概ね600万円以下の世帯が対象になります。
(注3)入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム、ケアホーム利用者は、市町村民税課税世帯の場合、「一般2」となります。

就労移行支援は仕事を斡旋するところではない!

就労移行支援は仕事を斡旋する場所ではない

よく勘違いされやすいですが仕事を紹介する場所ではありません。

求人を紹介したり、間に入って就職をサポートする、いわゆる就職エージェントとは違います。

就労移行支援はあくまで就職に向けた準備を行うところです。

ただし、事業所によっては関連事業として斡旋を行っているところもあるので、そういったサービスを利用したい場合はそういうところを探すといいでしょう!

もちろん、どの就労移行支援に通っても他の就職斡旋サービスを別に受けることは可能です。その時はスタッフに相談してみましょう。

利用できるのは障害や難病を持っている人

就労移行支援の利用者

利用できるのは就職を目指す障害や難病を持っている18歳以上65歳未満の人になります。

対象障害
  • 身体障害
  • 知的障害
  • 精神障害
  • 発達障害
  • 障害者総合支援法の対象疾病

ただし、事業所によって、対象の障害が限られている場合があるので注意です。

期間は最高2年利用可能

就労移行支援の利用可能期間は最高2年間

期間は最長で2年間利用できます。

一つの事業所につき2年間というわけではなく、人生で合計2年間だけ利用できます。

利用期間は人それぞれで数ヶ月で就職する人もいれば、2年間フルに使う人もいます。

どちらが良いとか悪いとかではなく、その人に合った期間を設定していきます。

利用開始から就職までの流れ

就労移行支援の利用開始から就職・就職後までの流れ

就労移行支援事業所の選択

通いたい就労移行支援を探します。

就労移行支援事業所はどんどん増え続けていて、選択肢が多いのでしっかり比較して決めましょう!

就労移行支援事業所の見学・体験

気になる就労移行支援事業所が見つかったら、問い合わせて見学の予約をしましょう。

初めての場だと思うので緊張すると思いますが、一から優しく教えてくれると思うのでご安心を。

見学後は、希望があればそのまま体験することもできます。

私のところでは3回以上体験してる人もいました!

スタッフの雰囲気や内容がよければそこに決めてもいいし、他に気になる事業所があればそこの見学にいって比較するのもいいでしょう。

受給者証の取得・契約

利用したい就労移行支援事業所が決まったらお住まいの市役所や区役所の障害福祉課などの窓口に行き受給者証の申請をします。これがないと利用できません。

申請・契約の流れ

窓口→申請→認定調査→受給者証取得→事業所と契約

申請にあたって障害者手帳、医師の診断書、自立支援医療受給者証のいずれかが必要になります。

認定調査では生活状況などの聞き取りなど行い、通えるかどうかを調査します。大体通ると思うので心配はしなくて大丈夫です。

わからない場合は見学時に聞くと教えてくれると思います。窓口に同行してくれる事業所もありますので不安な人は聞いてみるといいでしょう。

受給者証の発行期間は住んでいる地域によりますが大体1ヶ月程度です。

発行されるまで体験利用をさせていただきましょう。もちろん、無料で利用可能ですが、昼食や交通費などは体験期間中出ないことが多いので確認してみてください。

受給者証が送られてきたら就労移行支援事業所と契約をします。これで利用開始となります。

個別支援計画を作成し、あなたに合ったカリキュラムが組まれます

利用者は年齢、職歴、障害の種類など同じということはないので各自課題を設定し、就職に向けて改善できるようにカリキュラムを組みます。

数ヶ月毎に個別支援計画を作成し、目標を明確にしていきます。

就職に向けて訓練開始!

まずは、生活リズムを整えていき、安定して通所できることを目指していきます。

パソコンの練習やビジナスマナー、作業プログラムなどスキルを修得していきましょう!

企業実習を行い、より深く就職に近づけていきます

訓練と実際の職場はギャップがどうしても生じてしまいます。

そのため、企業に一定期間実習として働きます。工賃は出る場合と出ない場合があります。

実際に働けるようになっているかどうかの確認や、適正があるかどうかを確認します。

就職活動開始!→就職

準備が整ったら就職活動を開始します!

履歴書や職務経歴書をスタッフにサポートを受けながら作成します。

面接や合同面接会に参加し、就職を目指していきます。

定着支援開始!

無事就職ができたら仕事が続けられるように引き続きサポートをしてもらいます。

人間関係や仕事内容、体力面など悩んでいることは遠慮なく相談しましょう!

就職後6ヶ月で基本的に就労移行の定着支援は終わりますが、その後も就労定着支援に繋げていくのでご安心ください。

よくある質問

障害者手帳がなくても大丈夫?

就労移行支援事業所によっては必須なところもありますが、基本的には必須ではなく、受給資格が認められれば手帳がなくても利用可能です。詳しくは各事業所にお問い合わせください。

利用日数は決まってる?

利用日数はその人のペースに合わせて設定します。

最初は週1回から始めて、徐々に日数を増やしていくこともできます。

アルバイトをしながら利用はできる?

原則として、働きながら就労移行支援を利用することはできません。

コメント

  1. 支援金は貰えますか

    • 残念ながら貰えません。

  2. 休職中は就労移行支援は利用できますか?
    休職中は見学はできますか?

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