こんにちは、元就労移行支援員のこーすぴです。
なんとなく見学したい就労移行支援事業所の検討はついたものの、
- 「見学ってどんな感じなの?」
- 「初めて行く場所だから緊張する」
- 「どんなこと聞いとけば良いんだろう」
と疑問に思いませんか?
私が働いていたときも見学にすごい緊張して来る人もいました。
初めて行くところって何で緊張するんでしょうね。
そんな人のために「見学・体験の流れ」、「見学・体験で確認しておくべきこと」を紹介します。
就労移行支援の見学・体験の流れ
事業所によって異なると思いますが、私が働いていた事業所とほとんど変わらないと思うので、ざっくり説明していきます。
- 電話かインターネットから見学日時の申し込み
- 決めた日時に訪問
- 面談で説明を受けたり、現状について相談
- 施設見学
- 体験利用をするか決める
- 当日、もしくは別日に体験利用
こんな感じです。細かいところを説明していきますね。
電話かインターネットから見学日時の申し込み
気になる就労移行支援事業所が見つかったら、電話かその事業所のHPから申し込みをします。
電話が苦手な人はインターネット申し込みがオススメです。申し込みが終わるとメールか電話で連絡が来ます。
早いところだと当日、遅くても3営業日以内には連絡があるかと思います。「来ないなぁ」と思ったら迷惑メールフォルダも確認してみてください。
急ぎの人は電話で申し込みをしましょう。
聞かれることは
- お名前
- 障害の種類・疾患名
- お住まい
- 同伴者はいるか
- 見学日時
- 連絡先
あたりでしょうか。他にも「障害者手帳の有無」、「事業所を何で知ったのか」、「自立支援を利用しているかどうか」など聞かれることもあるかもしれません。聞かれて答えにくいものは答えなくてもOKです。
決めた日時に訪問
電話、メールで見学日時を決めるので、その日時に事業所を訪問します。
大体5分~10分前くらいに到着できるといいですね。早く着きすぎても遅刻してしまうのも印象はよくないので遅刻する際は電話をしましょう。
基本的に服装は私服でOKです。気になる方は見学申し込みの際に聞いてみましょう。
特に何も必要ありません。メモしたい人は筆記用具とメモ帳は必要ですね。
事業所に入り、「見学で予約した○○です」と伝えれば案内をしてくれます。
面談で説明を受けたり、現状について相談
スタッフと個別で面談をします。時間は30分程度かと思います。
面談が始まるとスタッフからいろいろ質問を受けるので、答えていきます。
- 今までの仕事について
- どんなことで悩んでいるか
- どんな目標があるか
わからない場合はわからないと答えて大丈夫です。
「仕事をしたいけどどうしたらいいかわからない」といったザックリした内容でもOK!
悩んでいることは仕事のことに限らず、生活のことも話してもいいです。「家に引きこもりがち」、「家族とうまくいってない」、「朝起きれない」などです。
その悩みに対してスタッフがこれからどうするべきか説明してくれます。
また、事業所の説明もここで行います。気になることは遠慮せずに全て聞きましょう。
面談後、施設を見学
面談のあとは、実際に施設内を見学します。
施設内といってもそんなに広くはないのでプログラムの様子をみます。
そこで利用者、スタッフ、プログラムの雰囲気がわかるかと思います。
体験利用をするかどうかを決める
見学が終わったら体験をするかどうか、聞かれるかと思います。
見学で「ないな・・・」って思った方は断っちゃっても全然OKです。
私の働いていたところでも見学だけって人も多くいました。
少しでも気になった方は日時を決めます。当日に体験する方もいます。
体験利用開始
体験利用をします。回数の上限は決まってるわけではありませんが2〜5回程度の事業所が多いかと思います。
体験はなるべく異なるプログラムで違う曜日のほうが様子がわかるのでオススメです。
体験は何回かしているとスタッフから利用について促されると思うので、そこで利用するかどうかを決めます。
ここで断るのも全然OKです!そのための体験利用ですからね。
利用を開始する場合は、役所の窓口にいって受給者証を発行しなければいけません。
受給者証の取得は時間がかかる場合があるので、それまでは体験利用として通所することになります。
わからないことは全てスタッフが教えてくれると思うので安心して大丈夫です。
見学・体験で確認しておくべきこと
就労移行支援の利用は最高で2年という制限があります。
事業所につき2年間ではなく、就労移行自体の利用が2年間と決まっています。
ですので、変な事業所は選びたくないですよね。
無駄に2年間過ごすのだけは避けたい!
そのためにも見学・体験時に確認をしておく必要があります。
元、中の人として確認しておくべきポイントをまとめてみました。
- 就労実績
- 定着率
- 他の事業所との違い、優れているところ
- 交通費・昼食の支給があるかどうか
- プログラム内容
と、書いてみましたがこれらを全て見学時に質問してきたらスタッフとしては引いちゃうかもしれません。笑
聞き方は大事ですね。
就労実績と定着率
就労実績と定着率は数字が出るので、わかりやすい判断材料になります。
開設後しばらく経ってても、ほとんど就職者がいない就労移行支援事業所はちょっと怖いですよね。
定着率は就職後半年仕事が続けられているかどうかの割合になるので、定着支援がしっかりできてるかどうかや無理のない就労支援ができているかどうかの判断ができます。
ちなみに2018年4月からは就職後半年経ったたら、就労定着支援という別の福祉サービスに移行します。就労移行を行ってる事業所が別にやっていることもあります。
その事業所のアピールポイント
その事業所のアピールポイントも知っておきたいですね。
例えば、スキル学習に強い、専門資格をもつスタッフがいる、仕事斡旋に力をいれてるなどです。例えばなので他にもいろいろあるかと思います。
事業所の数もどんどん増えてきているので、利用者が事業所を選ぶ時代になってるのかなと私は思っています。
交通費・昼食はでるのかでないのか
金銭に余裕がない人は交通費と昼食が支給されるところがオススメです。
交通費が支給される就労移行はまだあまりないので、必ず確認をしましょう。
プログラム内容
説明はあるかと思いますが、具体的に教えてくれない場合があります。
例えばパソコンでWord、Excel、PowerPointなど事務業務に必要なスキルを取得したいとき、「PCスキルが学べる!」と説明があったのにも関わらず、実際は参考書を渡されるだけってこともよくあります。
また、苦手なプログラムがあるかどうかも確認しましょう。
例えば、軽作業が苦手な人は多いです。集中力アップのためのプログラムですが、単純作業を延々とやらされてお金ももらえない、「通っていて意味あるの?」と疑問をもつのです。
そういったプログラムがあるかどうか、プログラムの参加は自由なのかどうかなど聞いておけるといいですね。
就労移行支援事業所の見学は2~3箇所するべき
面倒ですが初めて行った場所に即決するのではなく、他の就労移行も見学にいきましょう。
先ほど言った通り、就労移行支援は2年間と期限が決まっています。
後悔がないように!
良い事業所と悪い事業所の見極め方は下記記事にまとめましたので良かったらみてみてください。
コメント
就労移行ってなぜ冷凍弁当支給が多いの?
多くないですよ。
厚生労働省によるとしっかり調理して提供してる割合は半分以上だそうです。
私の働いていた就労移行では出来立てを提供しておりました。