こんにちは、元就労移行支援員のこーすぴです。
アクセスジョブではない就労移行で3年以上働いていた経験があります。
「元就労移行支援員がアクセスジョブの評判」を勝手にレビューをします。
- アクセスジョブを検討してるけど迷ってる人
- アクセスジョブの評判が気になる人
を対象にした記事になります。
アクセスジョブの良いところ、悪いところを客観的に評価していきます。
結論は…
- 個別にカリキュラムを組んでほしい
- Webやデザインに興味がある
- 昼食無料提供を条件にしてる
- 絶対にWeb系に就職したい人
正直、向いてない人はいない幅広い支援が魅力な就労移行でした。
アクセスジョブの評判・口コミを集めてみた
- 良い評判
- 普通
- 悪い評判
アクセスジョブ 公式より
アクセスジョブに通って変わったことは自信がついたことです。薬局での実習やほぼ毎日アクセスジョブに通えたこと、内職などの作業ができたこと、 PCでうまく文章をまとめられたことなど、自分ができない、苦手だと思っていたことができるようになったことは自信につながりました。でも何よりも学校に通うのが苦痛で休みがちだった自分が一度も辛い思いをせずに通えたということが一番の収穫でした。
アクセスジョブ 公式より
見学をし、体験をした時のアットホームな感覚から、「自分のことを相談してもいいんだ」という暖かな「居場所感」に包まれたような気がして、何か少しだけ抱えていたものが軽くなったような気がしたのを覚えています。仕事の事だけではなく、自分の病気の事や、不安な想いなども一緒に考えてくれたりと、安心出来たので利用してみることにしました。
アクセスジョブ 公式より
自分にあったプログラムを相談しながら選択し設定できることがアクセスジョブの特徴です。個別面談の時間を丁寧にとってくれるので、生活面で混乱してしまった時も整理することができるようになりました。相談支援事業所の担当者とも連携をとりながら就労支援をしてくれているのがわかるので、安心して通所することができています。就労のタイミングについても自分の気持ちを尊重しながらサポートしてくれているので有難いです。
アクセスジョブお茶の水校
障害の事もあり、就職に悩んでいたときに相談にのって頂きました。 セルフケア?とか自分の事をまず振り返ってみるのが大事と教えていただき、色々と考えられるようになりました。
口コミ募集中
口コミ募集中です。見学、体験、利用なんでも良いので募集しております。
公式とGoogleから引用しています。
口コミが足りないので見学・体験・利用どれでも良いので口コミ募集しております。
採用者にはAmazonギフト券を差し上げています。
アクセスジョブをデータで比較
アクセスジョブをデータで比較します。
就労実績を比較する
就職数
アクセスジョブ
全国平均
出典:厚生労働省
アクセスジョブは2018年の開所から1年半で20人就職されています。全国平均は4人に1人しか就職できてないということです。
たった20人?って思うかもしれませんが1年半で20人はすごいですよ。
4つの事業所の合計なので平均5人ですね。今後も就労支援に関しては期待できますね。
ちなみに就職者の平均就労支援期間は6.1ヶ月とのことです。
定着率についてはまだ公表されてないみたいです。職場定着あっての就労実績なのでどれくらいになるか気になるところ。
アクセスジョブの強み・メリット
他社と比較した際の違いを1つずつ確認していきましょう。
強み1:個別指導塾のような支援プログラム
アクセスジョブは中部地方で予備校を多く運営する株式会社クラ・ゼミが母体です。
母体が予備校運営ということもあり、個別指導塾のような雰囲気が特徴的。
1人1人の状況や方向性に合わせて支援内容を一緒に考え、プログラムを提供していくスタイルです。
そのうえで、自身に合ったカリキュラムを組んで、実際にトレーニングを実施していきます。
- 自分のペースで進めていける
- 方向性のズレが生じにくい
- 自分に必要なものが見えやすい
- 集団ペースに慣れづらい
- 集団で力試しを行える場面が少ない
あとで説明しますがグループワークやJOBカフェという場所が設けられてたりと集団でのコミュニケーション訓練もあるみたいです。
強み2:ランチの無料提供
就労移行ではまだまだ珍しいランチの無料提供を行っています。
厚生労働省によると昼食を提供してる就労移行は全体の60.7%だそうです。
ランチ自体はしっかりと栄養管理をされたものを提供されているため、生活改善を目的としている方にも嬉しいですね。
「就職訓練をしに行こう」というのは中々ハードルが高いし、どうしても気乗りしない日もあると思います。
極論「ランチしに行こう」という考え方もありですね。昼食代が浮きますよ!
- 金銭面で負担がかからない
- 栄養管理された食事
- 生活改善に繋がる
- コミュニケーションのキッカケ作りにも
アクセスジョブの弱み・デメリット
一方でアクセスジョブの弱みもあります。
広く浅い印象がある
特筆してデメリットのある就労移行ではないものの、深みも感じられないのがマイナス点。
パソコンなどは基本的なものからプログラミングまで幅広く網羅しているものの、専門分野は動画学習がメインとなっています。
専門知識を持ったスタッフは在籍していないため、不明点などは独自で調べる必要が出てくるのかも。
ビジネス要素に関しては、しっかりと基本を教わることはできそうな印象。
専門職を目指すには厳しいかもしれないけど、一般就労+応用スキルを持った状態での就労は目指せそう。
良くも悪くも普通の就労移行って印象ですね。
どんなプログラムをしてる?
では実際にどんなことをしてるのか見ていきましょう。
カリキュラムの選定
自身に合ったプログラムを組み合わせ、自分専用のカリキュラムを作成。
そのうえで、スキルを磨き上げていき、希望の就職へと繋げていきます。
- 資格取得
- パソコンスキル
- ビジネススキル
- 履歴書の書き方
- 面接練習
- 挨拶、身だしなみ
- 電話、来客対応
- 敬語、ビジネス文章
- ビジネスコミュニケーション
- ソーシャルスキルトレーニング
- 障害の理解
- ストレスマネジメント
- グループワーク、レクリエーション
- 自己分析
- 業界、企業研究
- 模擬面接
- 自己PR、志望動機作成
- 履歴書、職務履歴書作成
プログラムはまだまだ豊富に用意されています。
内容としては基礎的な要素が多いようですが、その分おろそかにもできないものですね。
JOBカフェ
各事業所には、スタッフや利用者同士で気軽に話せる場が存在するようです。
アクセスジョブに利用を決めた方達の声では、このアットホームな雰囲気や和やかな空気感が非常に心地良いようです。
いきなり就職へ向かって走り出すのは負担も大きいもの。
まずは、自分を見つめ直す時間を作るためにも、のんびりと楽しく話す。
そんな穏やかな時間を過ごせるのが、JOBカフェの良いところかもしれませんね。
また、プログラムの合間はリカバリー時間というものが設けられていて、例えばゲーム同好会(お茶の水)というものもあるみたいです。
【お茶の水事業所ブログ更新しました!】
— 就労移行支援 アクセスジョブ お茶の水校 (@aj_ochanomizu) May 30, 2020
リカバリー時間の話 ~ゲーム同好会できました!
詳しくは、ブログをご覧ください♪https://t.co/vsh0zVjck2#就労移行支援事業所 #アクセスジョブ #クラゼミ #お茶の水 pic.twitter.com/xNhyeAMVdY
オリジナルe-ラーニングシステム
就労移行専用に制作されたオリジナルe-ラーニングシステムもあります。
レベルは、パソコン初心者から上級者向けまで幅広く用意されている、安心設計です。
- Office:Word、Excel、PowerPoint
- WEBサイト制作:HTML/CSS、Wix、WordPress
- デザイン:Photoshop、Illustrator
- プログラミング:JavaScript、PHP
オリジナルのe-ラーニングがどれくらいのものかわかりませんが、基本的には基礎を学ぶだけかと思います。
基礎を学べるだけでもかなりありがたいのできっかけとして始めてみると良いかもしれないですね。
本格的にWebやプログラミングを学びたいという方は特化型の就労移行支援がおすすめです。
アクセスジョブの詳細データ
運営会社 | 株式会社クラ・ゼミ |
---|---|
対象地域 | 札幌、青森、お茶の水、西船橋、さいたま、名古屋、静岡、浜松 |
事業所数 (2020年/6月) | 8事業所 |
対象 | 身体・発達・知的・精神・難病 |
就職数 | 20人 |
定着率 | 非公開 |
公式HP | https://accessjob.jp/ |
【まとめ】アクセスジョブに向いてる人、向いてない人
以上をふまえて、アクセスジョブに向いてる人、向いてない人を私目線でまとめます。
- 個別にカリキュラムを組んでほしい
- Webやデザインに興味がある
- 昼食無料提供を条件にしてる
- 絶対にWeb系に就職したい人
幅広い支援をしてるので基本的に向いてない人はいないかと思います。
Webデザイナーやエンジニアを目指すとハッキリ決めてる人は、特化してる就労移行が良いと思います。
「atGPジョブトレIT・Web」や「manaby」が該当します。
「まだ目指す職は決められない」「やってみて決めたい」って人はアクセスジョブはピッタリだと思います。
コメント
はじめまして
私はデザインやイラストの職に就きたいと思っていてウェブデザイナーも候補の一つです。通える範囲に特化型の就労移行が無くウェブデザインのカリキュラムがある就労移行は通える範囲でここしかありません。ですが正直相談できる人が周りにいない状態で仕事を探すのは心細くも感じます。できれば身近にデザイナーとしての職探しや勉強、制作について相談できる人がいる状態にしたいです。
はじめまして。
アクセスジョブはWebデザインを学べる環境があるので、相談に乗ってくれるのではないでしょうか。プロのWebデザイナーに相談をしたい場合はSNSなどを利用すると良いと思います。