こんにちは、元就労移行支援員のこーすぴです。
就活はしてるけど転職エージェントは利用していないという方…。
利用してないならもったいないですよ!
障害者を対象にした就職支援を行なっているのは就労移行支援事業所だけではありません。
就職できる準備が整っており、すぐに働ける状態であれば就労移行支援に通う必要はないです。
ただ、本人ができると思っていても就職後すぐにキツくなってしまい続けることが困難な場合もあるので注意が必要です。
できれば担当のドクターなど周りの人に判断してもらうといいですね!
今回はおすすめの転職支援サービス、いわゆる転職エージェントについて紹介します。
就労移行支援を受けながら転職エージェントを利用することもできるので検討中の方はぜひご覧ください。
気になるところへ読み飛ばす
障害者専門転職エージェントとは?就労移行支援との違いも
転職エージェント、就労移行支援、どちらも就職を目指す点は同じですが少し目的が異なります。
- 転職エージェント:就職させること
- 就労移行支援:就職できる状態にすること
就労移行支援は社会からのブランクを取り戻すことが目的です。転職エージェントは求人を応募する段階のサービスです。
ですので利用の流れは「就労移行支援→転職エージェント」になります。
転職エージェント | 就労移行支援 | |
---|---|---|
料金 | 無料 | 人によっては有料 |
通所 | 面談時 | 定期的 |
求人紹介 | あり | なし |
求人応募 | 代行してくれる | 自分でする必要がある |
障害者手帳 | 必須 | 必須でないところもある |
書類添削 | あり | あり |
面接同行 | あり | あり |
就職後サポート | あり | あり |
転職エージェントはなぜ無料なのか
転職エージェントのサービスは至れり尽くせりです。
それなのに「無料」。怪しくない?と思う方もいるかもしれません。
就労移行支援は国からの支援で成り立っています。
一方で転職エージェントは就職先から就職の成果報酬をもらっています。
ですので、利用者の負担がないのです。
転職エージェントの通所は面談時のみでOK
転職エージェントはヒアリングの時と面接の時以外、通所する必要がありません。
人によっては電話のみでヒアリングを行う場合もあります。
ヒアリングでは主に以下のことが聞かれます。
- 自己紹介
- 職務経歴・スキル
- 退職理由
- 障害について
- 配慮してほしいこと(通院・服薬など)
- 希望職種・年収
ここで就職が決まるわけではないのでリラックスして大丈夫です!
持ち物は必要ないと書かれている場合がありますが必ず履歴書と職務経歴書は持っていきましょう。
転職エージェントは障害者手帳が必須!
就労移行支援ではクローズ(一般雇用)を目指す人も中にはいるので障害者手帳が必須でないところもあります。
一方、障害者向けの転職エージェントは障害者雇用の就職を目的としてるので障害者手帳は必須となっています。
身体障害者手帳・療育手帳・愛の手帳・精神障害者保健福祉手帳を取得済み、もしくは申請中の方のみですね。
就職活動のサポートもしてくれる
履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、面接同行など就職活動のサポートももちろんしてくれます。
これは就労移行支援でもしてくれるので大差はありません。
障害者雇用ならではの面接の質問内容や模範解答をアドバイスしてくれるので面接が苦手な人は大変心強い味方になります。
就職後もサポートあります
転職エージェント、就労移行支援、共に就職後もサポートをしてくれます。大体6ヶ月のサポートがあるはずです。
仕事をする上で職場には相談しにくいことも代わりに相談に乗ってくれます。
転職エージェントは半年経つまでに利用者に退職されるとペナルティで報酬を一部返金しなければいけません。
そのため必死なのです。
逆に言えば、続けられそうにない人はサポートをしてもらえない可能性もありますね。
就職半年後は就労定着支援を受けるなどしましょう。
転職エージェントを利用するメリット
就労移行支援事業所と違い、転職エージェントは就職させることでお金をもらっているので就職させる気が強いです。
それは良い意味も悪い意味でもです。
メリット1:マッチした求人を探し出し紹介してくれる
これが一番大きなメリットかと思います。
就労移行支援では基本的に求人は自分で探さなければいけません。
転職エージェントは初回のヒアリングであなたにマッチする求人を紹介してくれます。
そのため、書類選考が通りやすくなり、就職もしやすくなります。
自分で探すと、需要と供給が合わず落とされてしまうってことが多いです。
探す手間も考えると良いことづくめですね。
メリット2:ハローワークにはない優良非公開求人がある
ぶっちゃけるとハローワークより良い求人が多いです。
応募が殺到する求人や理由があって公開できない求人
ハローワークは求人掲載料が無料です。
一方で転職エージェントは就職者の初年度年収の3割、紹介料を支払わなければいけません。(※サービスによります)
それでも企業が転職エージェントに求人を登録する理由は何となくわかりますよね?
優秀な人材が欲しいのです。
そのため、求人内容が良いことが多いのです。
「自分なんて全然優秀じゃないよ…」って人がほとんどかと思いますが、それは利用してみないとわかりません。
案外マッチする求人が見つかったりします。
メリット3:就職に関する相談ができる
- どんな仕事が自分に向いてるのか
- 将来のキャリアパス
- 仕事を続けられるようにするには
就職に関する悩みって誰もが持ってますよね。
働きたいと漠然に考えていてもどんな仕事が自分に適しているか、事務職を希望してるけど実は違う職業が向いてるか。
将来どのようにキャリアアップをしていくか。
同じ障害を持ってる人はどんな仕事をしていて、どうすれば仕事が続けられるかなど。
他にも数えきれないくらい悩みがあるかと思います。
それらを全て相談できます。転職エージェントは経験が豊富なので思いがけない答えをもらえることもあります。
メリット4:選考対策につよい
就労移行支援でも選考の対策をしてくれますが、数は圧倒的に転職エージェントの方がこなしているので対策に強いです。
今までの傾向から
- 書類選考が通る履歴書・職務経歴書
- 面接で聞かれること、答えるべきこと
これらの対策をしてくれます。
利用する際は必ずお願いしましょう。
メリット5:面倒な手続きなどを代わりにやってくれる
転職活動で面倒な手続きなどを代理でやってくれます。
例えば…
- 面接日・入社日の調整
- 給料面の交渉
メリット6:履歴書・職務経歴書を何度も作らなくて良い
転職エージェントでは一度書類を作ってしまえば、使い回しができるので何度も作る必要がありません。
面倒なことなのでとてもありがたいです。
転職エージェントを利用するデメリット
先ほど言った通り、転職エージェントは就職させることでお金をもらっているので就職させたい気持ちが強いです。
それによって生まれる弊害があります。
デメリット1:希望していない求人を紹介してくる可能性
転職エージェントは就職してくれることが成果です。
ですので、あまりにも難易度が高い企業はあまり薦めない傾向にあります。
それはミスマッチな求人なため当たり前なのですが、就職できる確率が低い求人よりも就職できる確率が高い求人を紹介をするのです。
その結果、希望とは違う求人を紹介される可能性があるのです。
デメリット2:担当者によって当たり外れがある
転職エージェントの担当者はそれぞれ技量が異なります。
やる気があって優秀な担当者が付いてくれれば心強いのですが、中には真逆の人もいます。
まさに、先ほど言った通り、ノルマのために不人気で就職しやすい求人ばかり紹介をしてくることもあります。
そういった担当者が付いてしまったら担当の変更をお願いするか別の転職エージェントを利用しましょう。
障害者対象のおすすめの転職エージェントは?
オススメの転職エージェントをいくつか紹介します。
登録すると担当の方から連絡がきます!あとは任せましょう!
気に入らなかったら利用をやめるのも全然OKです!
障害者の法定雇用率がどんどん上がっているため障害者雇用の需要は上がり続けています。
ですが、一般雇用と比較するとまだ少ないのも事実です。
そのため、転職エージェントは複数利用する人が多いです。
中には5社以上登録してる人もいます。無料なので利用しないのはもったいないですもんね。
担当者や求人を比較するためにも複数登録はオススメです。
というか迷ったらランスタッドとdodaチャレンジにとりあえず登録してみてください。自分にあわなかったら利用しなければいいので!
この二つを抑えとけば全く問題ないでしょう!
ランスタッド|チャレンジド転職支援サービス
世界のランスタッドです。え、知らないって?
ランスタッドはオランダ生まれの世界38カ国で人材紹介サービスを展開している企業です。
売上世界第2位の実力を持っています。
その企業の日本拠点の中の障害者を対象にしたサービスです。
- 世界規模のノウハウ
- 全国対応
- 精神保健福祉士が担当に(首都圏限定)
- 豊富な求人
世界規模のノウハウ
先ほどいった通りランスタッドは人材紹介サービスの中で、世界で2番目に経験値を持つ企業です。
そのため利用者に対しても企業に対してもノウハウが貯まりまくりです。
安定した就職を求めるならオススメです。
全国対応
全国どこでも対応可能!
首都圏のみのところが多いので地方民にとってありがたいですね。
精神保健福祉士が担当になることも
首都圏限定ではありますが希望があれば精神保健福祉士が担当になってくれます。
専門の支援が可能なので精神障害を持った人にオススメです。
豊富な求人
クリエイティブ、システム系など専門分野の求人も取り扱っています。
もちろん事務などの求人もあります。
ランスタッドの口コミ・評判
出典:https://www.randstad.co.jp/challenged/lp/19_01/
ランスタッドの登録はこちら
\ 3分無料エントリー /
dodaチャレンジ
テレビCMでも見たことあると思いますが、dodaチャレンジはdodaの障害者向けに作られた転職エージェントです。
- 非公開求人が多い
- 年齢層が高くてもOK
- 障害特性に合わせた支援
- 大手企業の実績も豊富
優良な非公開求人が9割以上
公開されている求人は500ほどですが、登録後に紹介してもらえる非公開の求人は4000〜5000あると言われています。
先ほどいった通り非公開求人は優良な条件が多いので大きなメリットです。
30代以上の年齢層が7割
一般的に若い人しか利用できないイメージがある転職エージェントですがdodaチャレンジでは年齢は関係ありません。
30代、40代、それぞれ3割近い人が転職に成功してます。また、50代、60代の人も合わせて10%くらい就職できています。
障害に合わせた専任のコンサルタントが担当に
身体障害、精神障害、発達障害、知的障害、さらにそれぞれの特性に合わせて専任のコンサルタントが担当してくれます。
知識がない人に任せるのは不安なので助かります。
大手企業への転職実績も多い
2002年から転職支援を行なっているノウハウもあり、大手企業への転職実績が多いのも特徴の一つです。
大手企業への転職を目指す人にオススメです。
dodaチャレンジの口コミ・評判
出典:https://doda.jp/challenge/service/about/index.html
コンサルタントの面談は東京・大阪・名古屋のみとなっています。
その他の地域の方は電話、チャットなどでも対応可能だそうです。
dodaチャレンジの登録方法と流れ
\ 簡単無料エントリー /
上記リンクをタップするとdodaチャレンジのトップページに飛びます。
※時期によって画面が異なる場合があります。
画面をスクロールすると
「転職支援サービスに今すぐ登録(無料)」というボタンがあるのでそこから会員登録をします。
よくある会員登録フォームなので難しくはないと思います。
登録後はあちらから電話、もしくはメールで連絡が来るので待ちます。
あとはdodaチャレンジの担当者が順に案内をしてくれます。
atGP(アットジーピー)
株式会社ゼネラルパートナーズが運営する転職支援サービスです。
- 障害者転職サポート実績業界No.1
- 書類作成、面接対策が充実
- 支援機関との連携に強い
障害者転職サポート実績業界No.1
15年以上障害者雇用に携わっており、ノウハウはトップクラス。
現在実績は業界No.1です。
非公開求人を含めると2,000件以上の求人があるので求人数も全く問題ありません。
書類作成、面接対策が強み
就職・転職が初めてな人やあまり慣れてない人のためにも応募書類(履歴書・職務経歴書)の添削、面接対策に力を入れてる転職エージェントです。
どんな質問をしてくるかも教えてくれるので面接で緊張しやすい人にオススメです。
関係支援機関との連携もしっかり
通っている就労移行支援事業所があれば、その機関とも連携を取ります。
企業の担当者とも連携をしているので橋渡しとしてしっかりサポートを行なってくれるのが強みです。
atGPの口コミ・評判
出典:https://www.atgp.jp/user/area/Zenkoku/
コンサルタントの面談は東京・大阪・名古屋のみとなっています。
その他の地域の方は電話、チャットなどでも対応可能だそうです。
atGP(アットジーピー)の登録方法と流れ
\ atGPはこちらから /
上記リンクをタップするとatGP(アットジーピー)のトップページに飛びます。
※時期によって画面が異なる場合があります。
「atGP会員登録(無料)」、もしくは「会員登録」ボタンがあるのでそこから会員登録をします。
慣れている人であれば10分もかからないで登録できるかと思います。
登録後はあちらから電話、もしくはメールで連絡が来るので待ちます。
あとはatGPの担当者が順に案内をしてくれます。
転職エージェントは就職・転職の心強い味方になるのでオススメ
就労移行支援を利用してる人もしてない人も就職・転職活動を始める時期になったら転職エージェントの利用がオススメです。
登録して合わなければ断ることもできます。無料なので気軽に登録してみてはいかがでしょうか。
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